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Innovative Lounge – 異業種対談企画 –
https://innovativelounge.tbsradio.jp/archive/sato_hayato/
皆さんこんばんは❕
整備リーダーの林です(#^.^#)
今日は昨日投稿しましたお車のエンジン載せ替え作業の続きを紹介します。
部品到着まで待っていたクーリングファンも届きましたので作業を開始します。
オーバーヒートの原因となったクーリングファンを交換します。
写真を撮っておこうと思ったんですが作業に集中しすぎたため忘れちゃいました💦
今回はクーリングファンも中古部品を使用します。
車屋さんではあるあるなのですが、中古部品ですとクーリングファンの場合モーターだけ他車種と共通でモーターのみ移植したりすることがあるのですが、今回はシュラウドも完全一致でしたので作業時間も短縮できました。
交換が終わりましたら車体に組み付けていきます。👍
ラジエーター等車体に組み付けできましたら冷却水を注ぎエア抜きを行っていきます。
冷却水路内にエアが残らないよう慎重にエアを抜いていきます。
このお車は比較的容易に作業を行えるのですが、ホンダのアクティやスバルのサンバーなどリアエンジンのお車は冷却水路内のエアが抜けにくいため作業がとても難航しますね💦
エア抜き作業が不完全ですとオーバーヒートの原因や暖房が効かない等のトラブルにもつながります😨
同時にエアコンコンデンサーもバラしたのでエアコンガスの充填も行っていきます。
夏場にエアコンが効かないとお客様からガスを多く充填するとエアコンがよく効くんじゃないの?と質問を受けるのですが、、、
実はこれエアコンがさらに効かなくなってしまいます(;゚Д゚)
エアコンガスの充填量は各車ごとに決められているんですね❕
軽自動車で約300g程度 普通車で約500g程度で大型車や高級車などになると約850g程度入る車もあります
ガスの不足や過充填にならないよう規定量を保つことが大切ですね👍
話が脱線しましたが続きに移ります(笑)
クーラントのエア抜き、エアコンガスの充填が終わりましたらパワステのエア抜きを行っていきます。
パワステのエア抜きを行っていないとハンドルが重くなったりパワステポンプの破損につながります💦
パワステのエア抜きが無事終わりましたら、ATFの給油を行っていきます❕
ATFの給油や交換には専用の機械を使用して行っていきます。
この機械は交換量をあらかじめ設定しておくと抜き取り、注入を全自動で行ってくれる優れものです
今ではエアコンガス充填や冷却水交換、エンジンオイル交換など自動で行ってくれる機械もありますね
ですがこういった整備作業はいつの時代でも手作業が確実で安心ですね👍
給油が終わりましたらレベルゲージにて油量を確認しATFの給油は終わりです。
これでエンジン載せ替えの大まかな作業は終わりになります😃
続いて仕上げに入っていきます。
エンジンルーム内を高圧洗浄機にて洗浄し作業中にこぼれてしまった冷却水や油脂類をきれいに洗い流していきます。
洗浄が終わるとリフトで車を上げて作業ミスや冷却水、油脂類等の漏れなどないか細部までチェックを行います。
日ごろから作業ミスがないよう気を付けて作業を行っているのですが、作業ミスがあり気付かずお客様にお車を納めてしまうと、最悪の場合死亡事故など重大事故に直結するので日々お客様の命を預かっていると肝に銘じて作業に取り掛かっています❕
もちろん作業完了後のチェックも一度ではなく、二度 三度と丁寧に細部まで確認を行います👍
確認の結果問題なかったのでボディパーツを組み付けていきます。
無事に作業も終わりリフトから降りました。
最後に低負荷 高負荷と数キロ試走を行います。
まれに走行中のみ調子が悪いといったトラブルなどもありますので、念入りにチェックしていきます❕
確認の結果問題ありませんでしたのでお客様に整備完了の連絡し納車させていただきました。
これでエンジン載せ替えの作業風景の紹介を終わります❕
このブログをご覧いただき少しでも多くの皆様方に、車に興味を持っていただけるとスタッフ一同うれしく思います(^^♪
これからも皆様に少しでも興味を持っていたただけるような面白いブログを投稿できるよう努めてまいります👍
長々とご覧いただきありがとうございます♪
本日はタントのエンジン載せ替え風景を投稿しようと思います。
この車は先日投稿させていただいたお車とは別のお車です。
お客様よりオーバーヒートしましたということでお預かりしました。
まずはお預かりしましたお車をなぜオーバーヒートしたのかを診断していきます✊
今回オーバーヒートしました原因は診断の結果、冷却水を冷却するクーリングファンの故障によるものでした💦
次にオーバーヒートによりどれ程エンジンにダメージがあるか点検していきます❕
オーバーヒートの場合エンジンのダメージを点検する方法は大きく二つあります。
一つはラジエータからの冷却水の吹き返しの有無を点検する方法ともう一つはラジエータに圧力を掛け漏れを点検する方法です
ではなぜこの方法を用いて点検しますかといいますと、エンジンはオーバーヒートしてしまうとエンジンブロックとシリンダーヘッドの間にあるヘッドガスケット抜けをおこしてしまうためです😨
なぜガスケット抜けをおこすのか、ガスケットが抜けると何がおこるのかは今回は割愛させていただきます。(後日詳しく説明させていただこうと思います。)
では本題に移りまして、点検の結果お預かりさせていただいたお車はヘッドガスケット抜けをおこしていたためエンジン載せ替えとなりました。
それではエンジン載せ替え風景を紹介させていただこうと思います❕
まずエンジンを下す下準備としまして、エンジンオイル ATF クーラント等々抜いていきます。
下準備ができましたら次はエンジン脱着に邪魔になる足回りやボディパーツをバラしていきます❕
画像は作業途中のものです。
次にラジエータやカウルトップ、コアサポート等々外していきエンジンハーネスを車内から引き抜きエンジンを下す手前まで作業を進めていきます。
作業も進みいよいよエンジンを下していきます✊
エンジンとトランスミッションの間にガレージジャッキをかましてエンジンを支えエンジンマウントを車体から切り離していきます。
エンジンマウントが切り離せましたらリフトで車体を上げエンジンをしたから引き抜くような形でエンジンを下していきます。
とうとうエンジンが車体から下りました。
とてもすっきりしましたね
それでは下したエンジンの補器類、トランスミッション等々積み替えるエンジンに移植していきます。
今回の積み替えるエンジンは走行距離が同等の中古エンジンになります。
中古やリビルトのエンジンは卸しから補器類等ついていないエンジン本体のみで車屋さんにやってきます。
お車に詳しい方ならお分かりかと思いますが、パーシャルエンジンなんて言います❕
実はエンジンを下すまでの作業よりも古いエンジンから新しいエンジンに補器類等移植するほうが大変だったりします💦
もちろんエンジンは下りた状態なので車上で作業するよりも簡単で作業は捗りますよ~
新しいエンジンへ補器類等の移植が終わりましたら逆の手順でエンジンを載せていきます。
下すよりも載せる方が作業は早く済みますね👍
皆さんバラす方が早いんじゃないの?って思うかもしれませんが、バラす際は構造や配置等しっかり下見をしながら行うので時間が掛かります😨
バラしたあと分からなくなったら大事件ですからね(笑)
とうとうエンジンも無事載せ終わりました❕
えっ、終わってない❕❔
はいっ、オーバーヒートの原因であるクーリングファンがやってくるまで部品待ち状態ですね❕
勘のいい方はもうすでにお気づきかと思いますが、クーリングファンを交換するだけでもここまでバラさないと交換できないのです(@_@。
油脂類など新しく給油し部品が届き次第すぐ作業完了できるよう準備しておき今日の作業は終了です❕
作業の続きは後日投稿させていただきます。
長々と最後までご覧いただきありがとうございました(人”▽`)
皆様いかかがお過ごしでしょうか❔
連休明け初めのお仕事はお客様より走行中エンジンが停止し再始動できないとのことで、お車をお預かりさせていただきました。
まずはどのような状態なのかを点検していきます👍
セルモーターは回転しているのですが、音を聞いていると何やら音がおかしいのです!
リングギヤに噛み合わず空転しているような音です。
ではクランクシャフトがちゃんと回転しているかを点検してみますが、クランクシャフトはちゃんと回転しています。
そうなりますとちゃんと圧縮が掛かってないのでは?と疑問に思いタイミングベルト回りを分解点検していきます🔧
なんと原因がこの時発覚します!
お分かりいただけますでしょうか❔
写真はタイミングベルトなのですが、ベルトの駒飛びと破断しています(゚д゚)!
こうなりますとエンジンのサイクルが崩れてエンジン内部が破損してしまいます。
タイミングベルト破断による主な故障症状は吸気→圧縮→燃焼(爆発)→排気のサイクルが崩れてしまい吸気バルブと排気バルブがピストンに押し上げられて破損してします。
私たちメカニックはバルブを突くなんて言ったりします!
お預かりしましたお車は新車時から一度もタイミングベルトの交換されていませんでした。
タイミングベルトの推奨されている交換時期は国産車ですと10年10万キロです。皆さんもよく耳にされるのではないかな❔と思います。
お預かりしましたお車は無交換で13万キロ走行されていました( ゚Д゚)
これでは破断してしまうなと納得です
ではエンジンが再始動できない原因も特定できましたので、これからは修理計画を立てていきます。
この場合修理は大きく二つの方法があります。
まず一つ目はエンジンをオーバーホール(分解修理)です。
もう一つは中古エンジンやリビルト(新品同等に組み上げられた再生品)もしくは新品エンジンに載せ替えです。
最近ではオーバーホールよりも作業工賃が安く作業も早い、中古エンジンやリビルトエンジンへの載せ替えを多くのお客様がご用命します!
年式の古いお車や市場に多く出回っていないお車などは、新品エンジンの供給終了や中古やリビルトエンジンがないため工賃が高額になってしまったり、作業時間が長くなりますがオーバーホールとなります!
今回はお客様と相談しました結果リビルトエンジンへの載せ替えとなりました👍
お預かりしましたお車はマニュアル車となりますのでエンジン載せ替え作業のついでにクラッチの状態を見てクラッチの交換も検討中です。
もちろんエンジン載せ替え作業ですのでトランスミッションも下ろし、クラッチを新しいエンジンに組み換えますのでクラッチ交換となりましても同時作業になりますので工賃節約できオススメです
エンジン載せ替え作業は後日投稿します👍