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皆様いかかがお過ごしでしょうか❔
連休明け初めのお仕事はお客様より走行中エンジンが停止し再始動できないとのことで、お車をお預かりさせていただきました。
まずはどのような状態なのかを点検していきます👍
セルモーターは回転しているのですが、音を聞いていると何やら音がおかしいのです!
リングギヤに噛み合わず空転しているような音です。
ではクランクシャフトがちゃんと回転しているかを点検してみますが、クランクシャフトはちゃんと回転しています。
そうなりますとちゃんと圧縮が掛かってないのでは?と疑問に思いタイミングベルト回りを分解点検していきます🔧
なんと原因がこの時発覚します!
お分かりいただけますでしょうか❔
写真はタイミングベルトなのですが、ベルトの駒飛びと破断しています(゚д゚)!
こうなりますとエンジンのサイクルが崩れてエンジン内部が破損してしまいます。
タイミングベルト破断による主な故障症状は吸気→圧縮→燃焼(爆発)→排気のサイクルが崩れてしまい吸気バルブと排気バルブがピストンに押し上げられて破損してします。
私たちメカニックはバルブを突くなんて言ったりします!
お預かりしましたお車は新車時から一度もタイミングベルトの交換されていませんでした。
タイミングベルトの推奨されている交換時期は国産車ですと10年10万キロです。皆さんもよく耳にされるのではないかな❔と思います。
お預かりしましたお車は無交換で13万キロ走行されていました( ゚Д゚)
これでは破断してしまうなと納得です
ではエンジンが再始動できない原因も特定できましたので、これからは修理計画を立てていきます。
この場合修理は大きく二つの方法があります。
まず一つ目はエンジンをオーバーホール(分解修理)です。
もう一つは中古エンジンやリビルト(新品同等に組み上げられた再生品)もしくは新品エンジンに載せ替えです。
最近ではオーバーホールよりも作業工賃が安く作業も早い、中古エンジンやリビルトエンジンへの載せ替えを多くのお客様がご用命します!
年式の古いお車や市場に多く出回っていないお車などは、新品エンジンの供給終了や中古やリビルトエンジンがないため工賃が高額になってしまったり、作業時間が長くなりますがオーバーホールとなります!
今回はお客様と相談しました結果リビルトエンジンへの載せ替えとなりました👍
お預かりしましたお車はマニュアル車となりますのでエンジン載せ替え作業のついでにクラッチの状態を見てクラッチの交換も検討中です。
もちろんエンジン載せ替え作業ですのでトランスミッションも下ろし、クラッチを新しいエンジンに組み換えますのでクラッチ交換となりましても同時作業になりますので工賃節約できオススメです
エンジン載せ替え作業は後日投稿します👍